カリグラフィー・パラダイス       TOP MAIL

カリグラフィー・パラダイスをはじめてご覧になる方へ

カリグラフィー・パラダイスではカリグラフィー(西洋書道)に
関心のある方、始めたばかりの方向け中心に様々な情報を
載せています。

基本的な情報を取り入れようという方は
右のページを順にお読みになることをお薦めします。

※ 個人の方が練習するため以外の目的(お教室等での使用、
他HP・印刷物等への転載目的など)
でカリグラフィー・
パラダイス内の情報を無断でダウンロードする事は
禁止致します。必ずご連絡下さい。 
  1. このページ  カリグラフィーの意味、幾つかの書体の歴史等。
  2. 道具について カリグラフィーペンを中心に道具の説明しています。
  3. 用語集     専門用語やよく使う言葉をのせています。
  4. 練習しましょう カリグラフィーペンの使い方、イタリック体の基礎練習
 カリグラフィーは日本語では西洋書道と訳されることが多いです。
スペルはcalligraphy。
 ギリシャ語のcalli(美しい)とgraphein(書くこと)からきていますが、17世紀頃から使われ始めた
と言われています。
 おそらくこの頃には印刷物と書き文字との使い分けが一般的になり、美しく文字を書ける人は一
職業として成り立つようになっていたので、あえてこういう呼び名がついたといわれます。
 書体は地域、時代にあわせてたくさん種類はありますが、下にトップページのヘッダーに使った書
体だけ説明してみました。
 カリグラフィーを学ぶ上で必ず練習する書体も含まれていますので、参考にして下さい。

 なお、一寸社発行のカリグラフィー辞典(ローズ・フォルサム著 須子桂子訳)を主な文献資料とし
ていますが、訳者でもある須子先生のお話を聞いた際の資料を加えて簡単に説明しています。
 時代に関しては学者や文献によって多少のズレがあるのでその辺はアバウトに考えて下さい。

rustic(ラスティック)

 紀元1〜5世紀頃に使われた古い書体で、大文字のみです。
パピルスに書く文字としてローマで幅広く使われた書体です。
 ”粗野な”という意味があるようですが、作品を作る上で良い意味で古びた、
時代がかった雰囲気を出すのに重宝する文字です。
 ペンに慣れてない人には少し書きにくい書体です。
gothic(ゴシック)

 12〜15世紀の中世後半、ヨーロッパの広い地域で愛用されました。
特にドイツでは現代に至るまで人気の高い書体です。
 小文字が縦長に詰めて書かれるのは紙を節約する意味があったとの
ことです。
 ルネッサンス時代になってから、堅苦しい、時代遅れなという軽蔑的な意味
からこの呼び名がつきました。
italic(イタリック)

15世紀にルネッサンスが始まると古代ローマへの憧れや開放感が一気に
イタリアを中心に広がります。その時代、ヒューマニスト(人文主義者)が開発
した書体です。
 イギリスでこの呼び名がついたようですが、カリグラフィーの基礎中の基礎と
してどんな教則本でも真っ先に練習することになる書体です。
copperplate(カッパープレート)

 17世紀、銅板印刷用に開発されました。イタリック体を基盤に、より細くする
ことで手間をかけずに銅板を掘るための書体ですが、大変装飾的な文字にど
んどん発展しました。私見ですが、バロック、ロココと続いた華やかな宮廷文
化の影響も多分にあったと思います。
 この書体に憧れてカリグラフィーを始める方が多いようですが、一発目にこの
書体を勉強するのはどうかなあ、と思ってます。
セブラル・ドアーズ ロゴ 創作文字

旧HP”セブラル・ドアーズ”のタイトル・ロゴ
長くロゴマークのように使えるものを作りたいと思いました。

 竹ペンと墨汁を用いて書きましたが、気に入った形になるまで30〜40回
ひたすら書くはめになりました。
 結果的にはイタリック体、アンシャル体(3〜9世紀に使われた北アフリカ発祥
の文字。丸っこい)、ローマン・キャピタル体(1〜2世紀にローマで使われた書体。
石碑用の文字として有名)をチャンポンにしてくずした形になりました。
創作文字

新HPのタイトルロゴ。
これはカリグラフィー用のマーカーペンで書きました。

元の書体はゴシサイズド・イタリック体で、和風にアレンジしてみました。