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マスキングリキッドの使い方

Vol.2 2000年7月 update:2018年7月
マスキング・リキッドを使った簡単なカードの作り方です。

イラストや漫画を描かれる方は使ったことがあるかも知れません。
マスケット・インク、白抜き液などともよびます。

インク壷に入った液状ですが、乾くとゴム状になり、こすると剥がれます。
紙の地色は生かしたいけど周りは色を塗りたい、というときに使います。


左の容器がマスキング・リキッドです。今回、ミツワのものを使ってます。
通常のペン先を利用します。液が濃い場合は少量の水を混ぜて下さい。
ペン運びを良くしようと、水を多めにすると、乾いた後、きれいに剥がれません。

ハガキの真ん中に”enjoy summer”とゴシック体で書きました。
ミツワのものは少し色がついているので、白っぽい地でしたら何を書いたかわかります。

マスキング・リキッドが完全に乾いたら、上から色を塗っていきます。

今回はガッシュ(不透明水彩)を使っています。
   花びら・・・カドミウム レッド ディープ+レモンイエロー+ホワイト
   花の中心・・・ローアンバー
   茎と葉  ・・・オリーブグリーン

絵の具が乾いたら、いよいよマスキング・リキッドを剥がします。

その際利用するラバーがハガキの上に乗せてます。
消しゴムのように使います。

絵の具を厚く塗ると剥がれにくいです。
紙は痛みにくい厚手の水彩紙がお薦めです。




左が完成品。簡単なので、ぜひ試して下さい。

右もイタリック体の部分で使いました。

注:マスキング・リキッドに使ったペン先、筆、筆洗いやパレット等は丁寧に洗って下さい。