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カリグラフィーマーカーと筆ペンで遊ぶ

Vol.102 2016年12月
<カリグラフィーマーカーと筆ペンで遊ぶ> 2016年12月


今回、毎年の年賀状同様カリグラフィーマーカーと筆ペン、
そしてゲルペン多用で華やかにしています!

道具など写っていないシンプルな写真はリトル・ギャラリーをご覧ください。

【謹賀新年】

”謹賀新年”。カリグラフィー用のペンで漢字を書こうとすると、
動きが制限されますが逆にその点を利用して漢字をデザインすると面白いです。

ゴシック体の◇を利用して漢字を構成しています。
本来の書き順は気にせず「謹」であれば
複雑なほうの右側から書き、その高さに合わせて
ゴンベンを書くとバランス取りやすいです。


ダイソーの「ぬの紙」という和柄の折り紙をハガキに両面テープで貼ります。
余分の紙をカットし、ダイソーの細い幅のマスキングテープを貼ります。
ここまでが写真左側の状態です。
「ぬの紙」は表面がザラザラして味わいがあるのが特徴です。


監事文字ともマーカークレタケZIGの3.5ミリで書いています。
4文字を一枚の紙の上に書くとバランスが取り辛いし
恐らく「謹」が一番大きくなります。

写真のようにバラバラにしてしまうと
貼り合わせる際のバランスの取り方で
文字サイズは気にならなくなります(たぶん)。

【フクロウクローバー】

初心者の方向けのデザイン。


イタリック体の部分はサクラクレパスのデコレーゼ
デコレーゼはプラスチックなどにも書ける、少し盛り上がる仕上がりが特徴です。

ゲルペンでカリグラフィーの書体を書く場合も線の細い太いを
力を抜く、入れるの繰り返しで書くのをお勧めします。

下のあいさつ文はフライングタイガーのゲルペン。
安くて書き易いのでよくお勧めしてます。


Facebook Nozomi Studioに投稿したフクロウの描き方(#^.^#)
まず目を丸く描く、これが大事です(^_^)
クレタケZIGの3.5ミリで描いています。

【鳳凰】

鳳凰です!!

鳳凰は5色使うと良い図像で、白い地に黒線、
そして赤青黄で塗り潰しています。

塗り潰しにはクレタケあかしや
文字はぺんてるの筆ペンです。

【羽ペン】

ベースのキラキラした文字は西森マリーさんの本から。
三菱鉛筆Signo、スパークリングシルバー。ギラギラ光ります。

黒の部分はクレタケZIGカリグラフィーマーカーの3ミリ。

白鉛筆でハートを書き、ZIGシリーズの青ラメで縁取っています。


Facebook Nozomi Studio投稿の動画。
なんというか、もうざっと書いてください(^_^)



ゴシック体はカリグラフィーマーカーの3.5ミリです。
ということは他の大方の書体では横一列に”Happy New Year"と書くのは困難です。

文字サイズを変えたり、複数行でレイアウトを工夫など必要になります。

クジャクの羽はマーカーで内側からアーモンド形を3層に書き、
中心はデコレーゼで丸く塗り潰しています。

羽のひらひらはサクラクレパスのティアラ
このシリーズは誕生石をイメージしているそうで、
羽で使ったオパールグリーンは10月の色で希望・安楽・忍耐ですって。
安楽と忍耐は紙一重なのでしょうか。

【折り鶴ゼンタングル】

テンプレートはハガキをカッターでくり抜いています。
グリーンの紙にテンプレートを置き、和柄の模様を思いつくまま描きました。
使用したペンはPILOTのJuice up 04ゴールド。

ゲルインキなのにノック式!ゴールドなのに0.4ミリ!
インクの出も一定していて安心して細かい作業ができます。

下側の筆記体も同じペンです。
西森マリーさんの本から。


ちょうどこの作品を教室でご披露した際、生徒さんからmtのマスキングテープを2個頂きました!
何と折り紙柄。
おりがみ会館の限定グッズらしいです。
テープを頂戴して思ったのですが折り鶴以外の折り紙もテンプレートにして
同じように模様を書けばいいな、と思いました。
機会あれば作品にしたいですね(#^.^#)

それではそれぞれの作品の意図はリトル・ギャラリーをご覧ください(^_^)