カリグラフィー・パラダイス       TOP MAIL

カリグラフィー・テクニック

カッパープレートペンで描く模様
     
カッパープレートペンで何か模様を描くときは、太いほうから
細いほうへ動かすのが基本。

このペンに慣れてきた人なら絶対出来ます。
うまくいかないときはペンの持ち方、角度を見直してみて下さい。

面相筆のような先が細い丸筆でも同じ事が言えます。

ただし、普通のカリグラフィーペンや平筆は
細いほうから太いほうへ動かすのが楽だし、
綺麗にメリハリでるので、下記の模様に
チャレンジするときは逆に考えて下さい。

朝顔の描き方

朝顔の蔓から描きます。

下書きとして鉛筆で軸となる直線、蔓を描く幅を印しておきます。

朝顔の花を描きます。

花の中心部から外側に向かって線を描きます。ペンを持つ手の位置は変えず、
紙を描きやすい方向へ回します。
私の場合は上から下へ縦に手を動かすのが楽でした。

必ず太いラインから細い線へ太さを変化させます。

花びらの縁を描きます。方向性を揃えても揃えなくてもお好みですが、太い線から細い線へは基本。
花たくを描きます。上から下へ。
がくを描きます。3本ぐらいがいいかな、と思いましたが。

それぞれの付け根が重なるように。カッパープレートから出たインク(絵の具)の量が多いと、ペン先による傷が溝がわりになって溜まりやすいので、気をつけて下さい。
開いた花を描いたら蕾も描きましょう。

朝顔の花びらはクルッと絞られている形が特徴なので、付け根から先まで3回転
させています。
がくを描きます。やはり3本ぐらいが丁度良いです。
ここまでくれば葉っぱの描き方もだいたいわかりますよね。

朝顔の葉は描きやすいので、余裕があれば下の形のように裏側を見せたりすると、全体的にリアルさが出ます。
上の説明のように黒インクだけだと、何描いているかわからないけど、色つけると
様になります。

今回はペンを使うところはグリーンで、一番最後に細い筆で花にブルー、
葉っぱにグリーンを加えます。

ハイビスカスの描き方
ハイビスカスは長い雌しべ・雄しべが特徴なので、最初に描いて花の中心を決めます。
付け根から段々細く。ペン先で小さな点をたくさん打ちます。
ハイビスカスの花びらは5枚です。ギザギザした縁と、隣の花びらと重なり合っているのが
特徴です。

花びらの付け根からしっかりした線を出し、ギザギザした縁をペン先で一気に
描いてしまいます。
ハイビスカスの葉は朝顔よりは少し難しいです。

縁がギザギザした大振りの葉ですが、ギザギザが細かすぎると花がかえって
目立たなくなるので、3,4つのギザギザで良いかと思います。
色をつけたところ。

花は赤で輪郭を描き、葉っぱはグリーンを使っています。
ハイビスカスらしく見せるコツは花びらの色を筆で塗るとき、細い筋を並べるように、
付け根から先へ筆を運ぶことです。


完成品はリトル・ギャラリーをご覧下さい!