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カリグラフィー・テクニック

  アンシャル体で大きめ作品! 


  




前回のイタリック体に続き、今回はアンシャル体・
ハーフアンシャル体を使って
作品作りにチャレンジです。

前回とは書体や目的(母の日)は異なりますが
全体のつくりは共通点があるので、
取り掛かりやすいと思います。

下書きから少しずつ仕上げに向かっていきます。



試し書きを繰り返す!

今回もラフスケッチを含み、3回試し書きを行いました。

ただ、前回と同じ8行に分けたワーズワースの詩の一節を用いるので、ラフスケッチではそのあたりを省略しています。
第一段階 ラフスケッチ 第2段階 方眼紙に試し書き 第3段階 方眼紙に色を使って試し書き

第1段階 ラフスケッチ

母の日の感謝状という設定です。

タイトル部を母の日向けに、両脇をたくさんのカーネーションで飾る、というイメージは決まってきます。
第2段階 方眼紙へ試し書き

この段階でのコツはイタリック体編を読んで頂きたいのですが、ここではまず思いついたペン幅で、大体の各行開始位置で
ざっくり書いてみます。


一通り文字サイズ・センタリングなど全体的な見直します。

第3段階 方眼紙へ色を使って試し書き

第2段階で気がついた点を意識し、かつ色を使って書いてみます。
紙は淡いピンク、文字はグリーン系一色とイメージがはっきりしていたのでグリーンで書いてみました。

あちこち文字サイズを変えたので、第2段階の結果から計算した行開始位置ではセンタリングされない行が続出です。
しかし、途中でおかしいな、と気がついても慣れていない人はあくまで第2段階の結果を重視して書いてみてください。

そうしないと、ごちゃごちゃして何がどのように第3段階で変化してか、わからなくなってしまいます。

本番の紙に書きます。

第3段階で、どうにかなりそうだ、と感触を得たら、ですが。
3回も書けば、普段使わない書体でもだいぶ慣れてくると思います。

特にアンシャル体・ハーフアンシャル体とも丸みがあり文字間も少し空けるので予想していたより1行が長くなります。

イタリック体やゴシック体ばかり書いた後はちょっとしんどいかもしれないですよ。
今回もイラストは一番最後です。文字と重なったところもありますが、水気のすくないガッシュ(不透明水彩)または文字に耐水性の
あるインク等を用いれば、せっかく書いた字がかすれる事はありません。

今回のイラストの描き方
【リボンの描き方】

平筆を使います。カリグラフィーの作品でオーソドックスなリボンの1つです。


1.まず右側を描いてしまいます。
  リボンの中心をしっかり意識して下さい。


2.左側の二重の輪を順次描きます。くどいですが、1と中心がずれない様に
  気をつけてください。ずれるとリボンに見えなくなる可能性があります。

3.左側の襞は紙の向きを変えて1.の右側と同じように描くのが
  一番楽です。
  紙の向きを変えずに無理して描くとへんてこりんになりやすいです。


【カーネーションの描き方】

1.茎から描きます。
  下書き段階ではGペンを使ってみたのですが、細いシャープなラインになり、
  たくさん花を描くとなると鬱陶しくなるな、と判断し、本番は平筆を立てて
  太いほうから細いほうへ力を抜いて描いています。
  面相筆でも同じ感じになります。

  筆が苦手な方は慣れているペン先を使ってみてください。
  力を抜きながら描く点は同じです。

2.花の付け根をペンで描きます。
  2回に分けて描くとしっかりと花がついている感じが出ます。



3.葉をペンで描きます。
  ペンの動きを描いていますが、割りとラフな動きです。
  ただし、ペンにまだ慣れていない方は思う通りに細い線を出す事が
  難しいので、無理に一度に描くことはお勧めしません。

  カーネーションの葉は細長く、ギザギザした葉と一本カールした短い葉と
  2種類に大別できます。
  後者は茎の同じ位置から2,3本方向を変えて描くと、よりリアルです。
  


【花の描き方】

これは割りと簡単です。花の付け根を見定め、扇上に花びらが広がるように
ペん先を行ったり来たりと動かします。

咲ききった花や蕾、開いたばかりの花などちりばめて描いてみてください。
作品の詳細はリトル・ギャラリーを御覧下さい!