カリグラフィー・パラダイス       TOP MAIL

カリグラフィー・テクニック

  ゴシック体で大きめ作品! 

  


ゴシック体で大きめ作品!

イタリック体アンシャル体・ハーフアンシャル体
に引き続き、ゴシック体を使って
作品作りにチャレンジです。

今回は父の日がテーマですが
全体のつくりを今までと同じにしています。

過去ご紹介したテクニックも使っています。



試し書きを繰り返す!

今回は全体の作りには慣れたのと、詩の部分を左詰しているので下2回の試し書きを行いました。
第1段階 方眼紙に試し書き 第2段階 方眼紙に色を使って試し書き
第1段階 方眼紙へ試し書き

今回は最初から文字は黒一色で、詩の部分を左詰と決めていたのでこんな感じからスタートです。
今まで同様、上部のセンタリングはキチンと測り直します。

ゴシック体では紙の節約のために無駄な改行はしません。もちろん、作風によっては好きに改行して良いのですが
ここではオーソドックスなスタイルにしています。
頭文字を大きめにかつ装飾を施し、改行幅に合わない単語は次の行に移って空きスペースに模様を入れるか、
途中まで書いて”−”で次行へ促すかです。
”−”を使ってばかりだと鬱陶しいし、模様だらけでもバランスが悪くなります。センタリングのように1行ずつ長さを測る
手間はありませんがやはり試し書きは大切です。

第2段階 方眼紙で模様を試し書き

第1段階で右側の模様をどうするかはなんとなく決まったのですが、左側で悩みました。
右側と全く同じにするか、鏡あわせに向きを替えるか。
後者に決めたので一応試し書きです。向きが変わればペンを動かす方向も変わります。
特に右側の2重線の”S”は普通に書けば良いのですが、左側は横に倒さないとシンメトリーに書けません。

絡まっている蔓草模様は紙の向きを変えなくてもシンメトリーに書けました。
本番の紙に書きます。

今回はちょっとした段取りがあるのでご紹介します。

今回のイラストの描き方
【文字を先に書く】

カリグラフィーの作品としてつくるなら、やはり文字を先に書いたほうが
良いと思います。

アートカラーから出ているカリグラフィー用のインクです。


【マスキングリキッドを使う】

過去登場した技法ですが、2重線の”S"に使いました。
ちなみに2重線はオートマチックペンの9を使っています。
マスキングリキッドはウインザー&ニュートン社の薄く色がついているタイプを
使用。


初心者の方は、下記のページを観てから試してください。
バースデイカードをつくる パート2(特殊なカリグラフィーペン)
マスキング・リキッドの使い方
マスキングフィルムとリキッドを使う
【マスキング・テープを使う】

色を塗りたくない内側にマスキング・テープを貼り、
透明水彩で両脇に色づけしています。
絵の具は薄く塗ったのでマスキングリキッドの部分は
弾いて浮き出て見えています。

絵の具が乾いたら、このリキッドとテープをを剥します。

マスキングテープについては下記を観てください。

マスキングテープを使う

【パウダーで目止めする】

色づけした紙の上にさらに書き加える場合、滲んでしまう
事があります。

今回はホルベインのマクソン(コミックグッズで有名)から
出ているデザインパウダーで目止めします。
粉を振りかけたら容器の底についているスポンジでのばし、
余分な粉は落とします。

このパウダーについては企業のHPに出ていないので詳細
がわかればお知らせします。

画材・デザイン道具関連のお店で扱っています。
パウダーの粒子が紙上に残るので、色味も少し白っぽくなるのが
難点。

他に絵具・ポスターカラー用の定着スプレーを使う手もあります
が、こちらはかけすぎるとペンが上滑りしてしまいます。

紙や絵具の塗り具合によっては目止めの必要がないことも
多いので、よく分からない時は必ずテストしてみて下さい。

今回はこの後蔓草模様を書き加えました。
上記写真及びリトル・ギャラリー参照。
【簡単ギルディングで頭文字装飾】

頭文字は両脇と同じ色付けをしてから”T"の部分に
ギルディングを施しています。


方法の詳細は下記のページを。

もっと簡単ギルディング
作品の詳細はリトル・ギャラリーを御覧下さい!