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カリグラフィー・テクニック

レースペーパーでステンシル!

ステンシル(stencil)とは型紙のことです。
日本では様々な模様や文字にくり抜かれたうすいプラスチック・シートをつかって
紙や布等を彩色する技法を言います。
今回は下の写真にある道具を使ったステンシルをご紹介します。

左のサマーカードですが、実際にはもっとはっきりレース柄が出ています。
レースペーパー:
輸入雑貨屋、パーディーグッズを扱っているお店に売っています

スポンジブラシ:
筆の先に小さなスポンジがついています。無ければ、細い筆や布・ティッシュペーパー類
でも代用できますが、スポンジだと適度に水分を吸い込んでくれるので、失敗しにくいです。

絵の具:
今回は水彩絵の具を使いましたが、インクでも問題ありません。
また、ステンシル用の道具をすでにお持ちの方は全く同じように使ってみて下さい。

マスキング・テープ:
紙類を仮どめする際に使う、粘着性の弱い紙テープです。
今回はステンシル作業の際、紙とレースペーパーが動かないようにするために使いました。

先に字を書いておきます。

このカードは涼やかな流れのある雰囲気を出したいので、わざと
まっすぐは書いていません。
2ミリ幅のペン先で書いています。

 厚手の紙が適しています。
ステンシルすることにより紙にたくさん水分を吸い込ますことになるので、
薄すぎると紙が歪んだりしわが出来ます。
官製ハガキぐらいの厚みがあれば充分なので、ちょっと気をつけて下さい。
  チラシなどの上にカードを置き、さらにステンシルしたいところに
レースペーパーを置きます。
  動かないよう、マスキング・テープを貼って押さえます。

スポンジの先につけた絵の具をポンポン隙間に置いていきます。
乾くまでそのままにします。
乾いたらそっとマスキング・テープとレースペーパーをはがします。

左の写真は比較的はっきりと映っている箇所のアップです。
割ときれいにレース模様が浮き出ます。

この作業を自分の好きなところに繰り返し行えば、OKです。
マスキング・テープもレースペーパーも数回なら取り替えずに使用できるので
経済的です。

手軽に出来る背景づくりの1つです。
ぜひお試し下さい。