セリフとは?
カリグラフィーを勉強していると、”serif”(セリフ)という言葉が度々出てきます。
1つの書体を形づくる上で特徴となる文字の1部の事を指します。
と言うと抽象的ですが、”l,b,d,h”などの頭の形を主に指します。
このHPではよく”角”(つの)と表現しています。
全くカリグラフィーをご存じない方には”serif”という言葉・意味合いが通じないからです。
でも、幾つもの書体を書けるようになりたい方は漠然とでも言葉を知っていていいかと思います。
印刷用語やレタリングではアルファベットの始点または終点のヒゲ飾りを指します。
ごく短い細いヒゲをハーフセリフと表現しています。
カリグラフィーの本だけではなくこういった世界の本も読んでみると理解が深まるかと思います。
ここではカリグラフィーの場合を簡単に説明します。
形によって一応の名称はついてますが、定義に曖昧な面もあるので、名称は省きます。

代表的な”serif”を並べています。
”セリフの形を変えて。。。”
”セリフをもっと大きく。。。”
”セリフの角度が。。。”
なんて表現がある時はこの赤丸の部分にまず着目することになります。
アンシャル体の”serif”は
ゴシック体大文字や
ブックハンド体でも
使います。角度は書体によって変わります。
一筆で書く形、2回に分けて書く形がありますが、詳細は個々の
書体の書き方を観て下さい。
書体の特徴を決定づける部分なので、新しい書体を勉強する時は、
まず”serif”を練習すると慣れやすいです。