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簡単和綴じ

Vol.107 2017年10月


今年の秋は上品に(?)簡単な和綴じをご紹介!
ギフトにもご自分の小さな作品のポートフォリオとしても応用できます。

リトル・ギャラリーもどうぞ(^_^)
【簡単和綴じ手順】

イギリスのお友達から沢山の紙ものを頂きました(^_^)
折角なのでその一部を保存できるようにミニブックを作ろうと思いつきました。

台紙には上の写真で顔出している書道の練習用の”野菊”を使いました。
少し色がついているので古い紙ものに合うだろうと思いました(^_^)

ミニブックの中身を用意した状態です。

野菊を切って二つ折りし、裏表に保存したい紙ものの角に合わせて切れ目を入れました。
紙は薄いですがすぐにはずれるようなことはないです。

紙を束ね、ずれないようにクリップで留めています。
クリップの後が気になる方は厚紙やフェルトなども一緒に挟んでください。

目打ちで先に穴を開けると糸通しが楽です。
糸は本の高さの4倍は必要です。

花を持っている妖精のカードを表面とします。
表から右端の穴に針を通し、同じ穴に戻ります。

裏まで糸を通し、裏から2つ目の穴に針を通します。

先程と同じ要領で同じ穴(2個目)に戻り、表面に針を出します。
写真は3つ目の穴に表から針を通した状態です。

上の写真の状態を立てた状態です。
同じように糸を通していればここまでOKです。

先の写真で3つ目の穴の裏側に糸を出し、
4つ目の穴に裏から針を通して表→裏→表と通した状態です。

今度はぐるっと輪っかを作って裏から4つ目の穴に戻ります。

後は糸が横に通っていないところに左へ通していきます。
4つ目の穴裏面→表面へ→横に移動して3つ目の穴表面から→裏面へ→
2つ目の穴裏面→表面へ

ここまでの動きです

続きで2つ目の穴表面→横に移動して1つ目の穴表面から→裏面へ
ここまで終わったら輪っかを作り1つ目の穴表面から裏面へ糸を通します。

後は張著結びにして終わり(^_^)

今度は表面。
このラベルも頂いたもの。淵がとても細かく丁寧にカットされています。
インクで書いてみたら滲んだのですがいやな感覚はなかったので
紅茶で紙全体をわざと滲ませて古い紙の感じに加工しました。
紅茶はカリグラフィー仲間の方から頂きもの(^_^)
【スマホカバー用コラージュ】
 
引き続き頂いた紙ものネタです。
ちょうどスマホカバーの淵が欠けてしまって買い替える時期でした。
よし、透明カバーを買ってコラージュだ!と
背景部分はエミリー・ディキンソンの詩をアクリル絵具で書きました。
アクリルで書いたのは多少他の画材より耐久性があるかなと思った次第です。

後は簡単。スマホのカメラレンズ、ストラップ用の穴を避けるように
パーツを組み合わせただけ。

写真に写ってるトンボのスティック糊PiTはバラの香りがほのかにします(^_^)