

2018年のカリグラフィー教室での大きなテーマの1つ、平筆。
過去も見本を見せたり説明したりしてきましたが、
初めて2カ月続けてじっくり取り組みました。
当ページは4月にまず作成しましたが、
6月と7月に説明を追加しています!
(なので縦に長いページですm(__)m)
リトル・ギャラリーもどうぞ(^_^)
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【平筆基礎練習】

これは各お教室で説明した平筆基礎練習。
文章と写真では説明が難しいので動画を作りました。
難しい理由の1つは紙を頻繁に動かすこと。
その動きを注意して動画をご覧ください。
平筆は8ミリ幅です。
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【鉄板!リース】

草花のリースと真ん中にカリグラフィー。
鉄板デザインです!
でも肝心の草花が描けないからと諦めがち。
平筆の練習を通してついでに慣れてしまいましょう!
まずはこのカード作りのざっくりした手順です。
1. 上記写真のようにカリグラフィー部分を済ませます。
2. 文字全体を見て正円の大きさと中心点を探ります。
すぐには決まらない時はトレーシングペーパーを乗せ、
その上でコンパスを使うと良いです。

3. 同じバラと葉っぱの描き方でリースを描いていきます。
見やすいように黄色の正円を写真に重ねています。
バラと葉の付け根が円からずれないようにすると
正円のリースに自然と見えます。
4. 最後にゲルペンでめしべを点々と打ちます。
これで出来上がり。
手順が分かったところでバラの描き方です。
【バラの描き方】

リースではなく上の写真のように茎を描きたい場合は
バラを書く時と同じ平筆を立てて書くか、
ゲルペンで書くのもいいです。
1.これは紙を逆さにし、中心に向かって軽く湾曲します。
2.紙の位置を元に戻し、中心に向かいます。
この2ストロークでほぼ形が決まります。
また、花の付け根に絵具が集まり立体感が出ます。
3.付け根から3方向花びらを加えます。
すみません、分かりにくいと思います。
ということで動画を作りました
(2018年6月28日追記)↓
【アルファベットをデザイン】

小文字をまずスピードボールC-4で書きました。
平筆(8mm)で”T”の横線を力まずサッと書きます。

平筆6ミリで葉っぱを描きます。
茎はこの平筆を立てて細く直線を描きます。
葉っぱは2色の緑を先につけ、描きました。
葉っぱや花でアルファベットを形作るのも1つのデザイン方法です。
平筆に慣れたらチャレンジしてみてください! |
【名前を書こう】
ここからは2018年6月に追加した分です。
平筆の動かし方に慣れてきたら文字を書いてみましょう。

平筆は動画でも話していますが、上が水平で水で湿らすと
ピシッとまとまるのが使いやすいです。
1cm前後の幅があると便利です。
写真右のような細筆もあると字を書いたり模様を入れるのに便利です。

バラは平筆、名前は細筆。
バラの描き方は基本のストロークをちょっとひねりながら
花びらを重ねました。

平筆の幅を利用して色々デザイン出来ます。
その一つの例がこの写真の”C”です。
不透明水彩絵具(ガッシュ)の白で書いてから
ゲルペンでバラの模様を書いています。
リボンは基礎練習での描き方を
もう少し柔らかく動かした場合です。

ゲルペン(写真撮るの忘れてましたが水色)で背景を書いてから平筆で”B”。
”B”は透明水彩のブルーを使っていますが
筆の先にちょこっ水っぽいゴールドをつけています。
ゴールドのゲルペンで模様を入れてから小文字部分を書きました。
ゲルペンは滲まないので色々便利です。

平筆&細筆(^_^)
”Y”は写真では分かり辛いですがガッシュのゴールドです。

”M”をドでかく書きました。
紫とゴールドを平筆に半々つけています。
平筆だから出来る楽しみです(^_^)
絡めた草花も平筆で描きました。

これは2018年のカリグラファーズ・ギルド作品展出展作作成中の様子(^_^)
何度か書いて気に入った”Ⅳ”をこれから少し装飾しました(^_^)

ドーンとバラ&リボン(^_^)
平筆一本でゴージャスなブーケが描けます!
描き方は動画で説明してます↓
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