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カリグラフィー・テクニック

カード in カードの作り方
  


<2006年3月> カード in カード



お気に入りのハガキや写真を保管を兼ねて飾りつけしたいことありませんか?

スクラップブッキングとまでいきませんが、ちょっとしたアイディアで
お気に入りのカード イン カードにしあげちゃいましょう!

プレゼントするも良し、ご自分の思い出用に大事に保管するも良し!です。
今回は春のバースデイカードに仕上げています。

リトル・ギャラリーも見て下さい。
(バイクの写真を飾っているボードは番外編としてギャラリーに掲載)
左の写真が表面、右の写真は開いた状態です。
枠のサイズを決めます。

定規で細かく測るのは面倒ですよね。

少しでも横着するために方眼入りのトレーシングペーパー
を使いました(右の写真では方眼が写っていませんが)。

ちょっと気の利いた文房具屋さんだったら置いています。

一ミリ単位の方眼が正確に測れて便利です。

まずハガキの上にトレーシングペーパーを乗せ、
ハガキのサイズより一回り小さい枠のサイズを
鉛筆でシルシをつけます。

もちろん、わざとハガキの一部しか見せたくない時は
小さめサイズでお好きな形を考えて下さい。

サイズが決まったらカッターでトレーシングペーパーを
くり抜きます。

右の写真はくり抜いてからハガキの上に乗せて
確認してみた状態です。

台紙の枠の位置を決めたら、トレーシングペーパーを乗せ、
鉛筆で線を引いてカッターでくり抜きます。

右のように台紙を四つ折りにしたい時はB4サイズ以上の
紙を台紙とすることをお薦めします。
写真はB4サイズのマーメイド紙です。

ここで気をつけて頂きたいこと!
先走らずに仕上げの状態を良くイメージして下さい。

どこが表面でどこが見開きの内側になるか。

加えてサンプルのように見開き全面に文字を書きたい
場合は紙に折り目を入れる前に必ず文字を書いて下さい。

折り目があると、とても書き辛くなります。
写真ではどうしても写らなかったので省きましたが、
実際には台紙を上の状態までつくったらプラスチック板を
貼ります。プラ板とも呼ばれ、子供用図画工作、あるいは
大工用品関係、額縁やショーケース関係として置いてあります。

厚さが数種ありますが、いずれもカッターで数回丁寧に
切れ目を入れると綺麗にカット出来ます。
枠飾りのサイズより一回り以上大きくカットして下さい。

それを台紙の裏(上記写真の場合は右上の面の裏)
に貼ります。ボンドや糊でははがれ易いので両面テープ、
半透明のテープが相性が良いようです。


右の写真はハガキに写真用コーナーシールをはめた所。
ハガキを表面の裏に貼りたい場合は、必ずシール面が
表になります。

ここもどう仕上げたいのか良く考えて下さい。
一連の流れで作成した表面の裏の一部が
右の写真です。

台紙の上にプラ板を貼っています。
今回はハガキより一センチ四方ぐらい小さい枠でしたので
プラ板の上に枠角ギリギリでコーナーシールが乗ります。

一番上がハガキです。


プラ板を使うことでハガキの保護に、
コーナーシールを使うことでハガキの角を傷めずに
すみます。

仕上げをイメージしてから作成にかかることを怠らなければ
大丈夫ですので、ぜひお試し下さい!