<2009年3月> "Congratulations"考&セーラー服ポチ袋![]() 比較的カード作成頻度の高いお祝いカード、 だけど単語が長くて嫌われる "Congratulations"。 折角カリグラフィーが書けるんだから、 十分に慣れ親しんじゃいましょー。 作品の詳細はリトル・ギャラリーを観て下さい! |
|
![]() |
|
イタリック体で書いてみましたが、注意しなくてはならない点は他の書体でもほぼ同じと考えていいかと思います。 1. スペルを覚えちゃいましょう。 辞書だとかをチラチラ見ながら書いてると、長いだけにバランスを崩しやすいです。 また、”r”と”l”を逆にしたり、”t”が1個抜けていたりなどスペルミスもしやすいです。 2. 出てくるアルファベットの数・形を意識しましょう。 ・2回出てくるアルファベット : ”o”,”n”,”t” ・3回 〃 : ”a”+”g”(”g”上半分は”a”と同じなので) ・文字の幅を揃えたいアルファベット : ”n”,”u” ・傾斜を揃えないと目立つアルファベット: ”g”、”l”(縦に長いんで) こう考えると、殆どのアルファベットを慎重に書く必要があります。 3. 書いている最中に書き方を変えないように 2.の関連ですが、仮に1個目の”o”が気に入らなくても、次の”o”の形も極力同じにして下さい。 同じアルファベットの幅などが変わってしまうと全体の印象が悪くなります。 カードを受け取る方がカリグラフィーに詳しくなければ、細かい書き方を気にし過ぎるよりは、 形を揃えて丁寧に書いたほうが良いかと思います。 4.全体のバランスを頭に入れて、カードをデザインする。 ”l”に関しては、単語全体の若干中央寄りなのでバランスを取りやすいのですが、 ”g”下半分の右側は、ガラ空きになります。 バランスを取るためには、例えば ・”g”下半分のデザインを工夫する。 ・”s”下半分を大きくアレンジする。 ・”g”下半分の右側に”on your graduation”など具体的な内容、あるいは年月日を書く。 ・模様を描く。 などなど個性の見せどころかと思います。 ↓ついでに(?)、ポチ袋の作る方を一つ。文字部分は、上記のことを意識しながら書きました。 |
|
![]() |
襟の部分は別の紙を貼っていますが、 折り方を確認したい方は A4サイズの紙1枚を横置きにしてお試し下さい。 下記は簡単に説明しています。 (自分で考えちゃいましたが、 そんな難しい折り方ではないです) 文字部分ですが、織り込んでいった時に 全部隠れるように横幅を計算し、書きました。 左右シンメトリーに織り込んでいきますので、 中心線をしっかり決めるのが一番大切です。 A4横に対して縦8等分に折リ目をつけて下さい。 |
![]() |
上の写真を引っ繰り返した状態です。 リボンは襟部分2か所に切れ目を入れて、 ずれないように通しています。 紙全体に関しては、 写真の折り目の影を参考にして頂ければと思います。 |
![]() |
再び表側です。 中心線に向かって折り返します。 この時、サンプル通りだと文字は隠れます。 ついでにポケットですが、ただ紙を小さく切って 張るよりは、ちゃんとマチ部分を計算して紙を切り、 折った面を糊づけすると、 写真のように少し立体的に見えます。 |
![]() |
襟を折った状態です。 これはセーラー服型ですが、 実際卒業する制服に合わせて襟の大きさを 意識すると良いと思います。 写真は、襟の色を必要な部分だけ見せたくて、 紺色の紙の余分な所を切り落としていますが、 A4サイズ1枚で折った際も襟の大きさは 色々試せますんでご安心を。 縦左右の折れ線を観て下さい。 この両側は紙の一番下へ折り返します。 これで胴体の幅が確定します。 |
![]() |
その後、引っ繰り返した状態です。 最後に中身(通常小さく折ったお札でしょうが。。。) に合わせて下側を折ります。 そして襟の部分も折ります。 表から見た状態はリトル・ギャラリーを観て下さい! |