ヴァレンタインカードにハート型は欠かせませんが、 特にこの季節でなくても、作品に何かしらハート型は取り入れてみたくなるものです。 文字の一部をハート型に見立てたり、背景にハートを散らしたり。 ですが、この形に苦手意識のある方は案外多いです。 まず基本的な形の作り方を整理して、 作品に取り入れてみて下さい。 ![]() リトル・ギャラリーも観て下さい。 |
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ハート型の作り方は幾つか考え方があると思うのですが、 下の考え方がシンプルで、自分でアレンジしやすくてお薦めです。 1.適当な大きさで正方形を4つ作ってみて下さい。 (写真は、4つということを認識しやすいようにちょっとずれていますが、 勿論1つの大きな正方形に垂直・水平に中心線を引いて下されば良いです) 2.上2つの正方形ピッタリに会うように正円を2つ描きます。 通常、コンパスを使用するでしょうが、方眼紙を使うと中心点を図る時など楽です。 (今回は図が見易いように、方眼紙は使っていません) 3.正円それぞれ左下・右下のラインにほぼ沿うような位置から 縦の中心線下に向かって斜線を下ろします。 結果、大きな”▽”を作成したような形になります。 これを塗りつぶして見た形が右側です。 ほぼ滑らかなハート型の出来上がりです。 |
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上側の2つの膨らみを均等に滑らかにつくることが 苦手さを産み出していると思います。 ですが、この基本形が分かれば、 ハート型中心部分の2か所のポイント(●印)を上下に移動することで もっと幅広のハート、もっとシャープなハートなど、と 形を考えやすくなります。 まずポイントをずらしてみて、元の形から少しずつ 鉛筆で補正し、形を変えて下さい。 イメージしている形が出来たら、それを元に 作品に活かすだけです。 |
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応用してみましょう。 左の写真は、上記の考え方でつくったハート型から、 2つの正円部分の接点であるポイントを、 少し浅くしました。 鉛筆で形は少しずつ変えました。 (見易いように、マジックペンでざっと輪郭線をなぞっています) この作品は、鳴り笛を内蔵したかったので、 この笛より余裕持って大きなサイズでハート型を考えています。 という事は、正方形の大きさが大事になります。 ここはご自分の理想のサイズとハート型がつくれるまで 根気が要ります。 でも、すぐに慣れますよ。 |
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そのハート型を型紙として、小さなクッションの作成です。 |
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鳴り笛がずれないように、周りに綿をうまく詰めて下さい。 今回は、カードの飾りとしてのハートとなりましたが、 この考え方は色々応用出来ますからね! ハート型のどちらか半分だけを考えて、二つ折りした状態で ハサミで切る、というハート型の作り方もあります。 でも人間の目は案外左右対象にキチンと見てないので、 この方法に頼るよりは、全体の形を常に見たほうが 手作りカードにとっては自然なハート型が出来ます。 |