
型紙をつくる、と言えばカリグラフィーの応用では
ステンシルかエンボスですが、
今回両方を組み合わせました”
リトル・ギャラリーも観て下さい。
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エンボスの基本中の基本は
44.エンボスしてみましょう! をどうぞ!
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<型紙を作りましょう!>
まず形を決めないと、先に進めません。
型紙の主線(輪郭線)が決まるまで、
丁寧に下書きを繰り返します。
ある程度形が出来上がった状態が右端です。
これにトレーシングペーパーを重ねて主線を鉛筆でなぞります。
今回のようなカード類の場合は失敗する可能性が高い
パーツを先に仕上げます。
例では小さな字(C−6)で書いた2行。
この2行の上に型紙が合うか確認します。
画面の左端はトレース位置を探っている状態。 |
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トレーシングペーパーの裏に鉛筆の芯をこすりつけた後、
上写真の左側で決めた位置にトレーシングペーパー表面を
置きます。
左写真では主線を写し、”summer”を書いた状態。
必ずエンボスする前に字を書きます。
右端は型紙です。
左端のトレぺを使って主線を写し、必要部分を切り取った状態。
型紙で使う紙は、200g(カット前の大判の状態の重さ)と
表記されたケント紙ぐらいで結構です。
エンボスに慣れていない方は、この程度が切りやすく、
またエンボスの効果も実感しやすいです。
この辺りでどこをエンボスするのかパニくらないように。
本来、冗談の写真、下書き時点で決まってるはずです。
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”summer”と書いた紙はすでに型紙の位置・角度が
決まっているはずです。
そこからずれないように型紙を置き、色をつけます。
今回は面相筆&ガッシュ(不透明水彩)を利用して、
葉っぱ部分を叩くように色つけました。
必ずエンボス前に色を付けて下さい。
逆にすると、折角膨らんだ部分が水気で凹むかもしれません。
色をつけ終わったら、すぐに型紙を外し、乾かして下さい。
水気が多いと、型紙の淵に絵の具が溜まります。
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上の写真と、あまり変わらない様ですが、
葉の部分を型紙を外して十分に乾かし、
再度同じ位置に型紙を乗せた状態です。
この位置決めがとても大事。
ずれない様にマスキングテープでちゃんと留めて下さい。 |
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上の写真の状態で、そのまま窓に貼り付けました。 エンボスすべき場所が分かりやすくなります。
今回はこの状態でエンボス!
道具類は
44.エンボスしてみましょう! を。
この時は、作品の紙が一番手前に来ている筈です。
型紙の厚みを利用して、押し出すことになりますので。
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エンボス完了直後(型紙をはずした後)の状態。
光の加減で一番目立つのは、ただエンボスしたところ。
葉の部分の色付き部分は目立ちはしませんが、
手で触れた時の立体感は十分楽しめます。
この後どう仕上げたかは、リトル・ギャラリーをどうぞ! |
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<番外編>
型紙を切りぬいたりでカッターナイフに慣れたところで、
バラを作ってみましょう。
内側から外側に向かって花びらのサイズを大きく、
数も増やします。
今回は、2→4→6枚です。
中心部分から大きさ。数を決めることをお勧めします。
切りぬく形は半円状です。 |
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全花びらの切れ目を半円状に全て入れたら、紙を裏返します。
半円状の淵に絵の具を塗りましょう。
今回はピンクの紙に、白いガッシュで彩色しています。
完全に乾くまで、絶対このままに。 |
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乾いたら、表面に返し、花びらを外側へ丸めます。
エンボス用の棒(トランサーなど)を流用出来ます。
でも先の細い棒なら、なんでもOKです。
簡単で、かつ工夫次第で見栄えがします。
(エンボスと組み合わせたり、大小沢山バラをつくったり)
出だしの花びらの大きさ・位置が一番肝心。
やはりどう仕上げたかは、リトル・ギャラリーをどうぞ!
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