
平筆はペンでは出来ない柔らかさが表現出来る便利な道具です。
ちょっとした模様やアルファベットを書くのに慣れたら
もうワンステップ、工夫してみましょう。
作品詳細はリトル・ギャラリーをご覧下さい!
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平筆を使ったことない方は、平筆で文字を書くことに
よーく慣れてからこれから説明すること試して下さい。
お手持ちの平筆にどのくらい絵の具をつけたらどうなるか、
そしてキチンと筆を洗って大事に管理することが
当たり前に出来ることが大切だからです。
左の写真ですが、先に下書き段階でレイアウトを決めた後の話です。
カッパープレート(101)で先に小文字部分を書きます。
乾かしている間、平筆・木工ボンド、砂絵用の砂(ダイソー)を用意します。
※木工ボンドを気軽に使えるよう、要らないプラスチック容器をパレット代わりに! |
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プラスチック容器といってもお豆腐が入ってました。
小文字を書いた時の絵の具を木工ボンドで良く溶いて
(出来れば平筆以外で)普段、平筆を使う際よりも多めに
毛先に乗せます。
12ミリの平筆使いました。
木工ボンドはほぼ生のままで使って下さい。
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平筆で字を書いたら素早く砂をかけます。
今回紫・茶・白を使いました。
白は他の2色を中和するためです。
あまりはっきりした色は使いたくなかったので。 |
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写真を撮るため、砂をかけるタイミングを少し遅くなりました。
そうなると、ボンドがたっぷりついた毛先を置いた部分以外は
砂がつきにくいです。
またボンドを足すか、あるいは軽く手で押さえる、
ボンドより強いジェルメディウムを使う、など工夫が必要です。
しかし今回は砂は殆ど紙から落ちて構わなかったので
このような段取りになりました。
仕上がりはリトル・ギャラリーで<(_ _)>
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20ミリの平筆でリボンを書いてから字を書きました。
リボンのひらひらは思い切って手のひらを反すくらいの
切り返し動作を加えると、いい感じでひらひらします。
文字部分ですがコンビニでもらうような割りばし一本を使っています。
平な部分を活かせば線の太い細いが表現できるし、
角を使えば細い字が書けます。
マメにインクや絵の具を先につけてあげるのがコツです。
サンプルはブルー&ブラックです。 |
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花の部分を平筆一本(10mm)で書いています。
矢車草みたいなのをイメージしています。
お花に書き慣れていない方は
43.花輪の描き方 母の日に花のカードを
を参考にして下さい。
しかし全体的にはありがちなカリグラフィーのカードデザイン。
このままでは終わらせません。
ここからは安いスケッチブックの紙を使ったからやり易かった作業ですが。
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周りを千切っちゃいましょう。
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紅茶塗っちゃいましょう。
画用紙は一般的に水分を良く吸収するので、
先に書いた部分に水分を乗せてもあまり滲みません。
もちろん、サッとなぞるように紅茶を塗ります。
塗っている間は香りが楽しめるし、
乾けば古びた風合いを楽しめます。 |
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とっても平筆が好きな人にお勧め作業。
筆一本で枠飾りなど書くことは憧れの1つですが難しいです
ただ、ある程度自由に手が動くと安定して書ける模様が定まってきます。
左の赤い線は8mm平筆で一気に書きました。
大体で良いので主線を本番の紙(字は先に書きます)にスケッチします。 |
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面倒ですが、上記の主線をトレぺに写して
鏡合わせに反転してトレース。
右側の主線も決まります。 |
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ご自分が手を動かし易い方向に紙の向きを変えて書きます。
左側は私は紙を縦置きにしたほうが楽でした。
右側は写真のように普通に横置きが楽でした。
この程度の模様でも沢山書けばパッと目複雑な枠飾りも
作成可能になります。 |