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ブックハンド小文字体 説明
ブックハンド小文字体の説明をします。

古代ローマで紀元前後、大文字しかなかったアルファベットが、
紙に書きやすいよう変化し出した頃のものです。

このブックハンドという呼び名は実際には中世まで含んだ古い書体の総称でもあり、
これから説明する小文字体には幾つかの呼び名が
あるようです(ローマン・スモールレターなど)。
それほど古い書体ということですが、ここではブックハンド小文字体という
呼び名で統一しておきます。
歴史的にはこれまで説明してきた書体(イタリック体、ゴシック体、アンシャル体、ハーフアンシャル体)
発生の年譜をさかのぼっている形になります。

言い換えると前述の書体を勉強したあとの方が書きやすいかな、と思っています。
特にアンシャル体はこのブックハンド小文字体の後に出現した書体なので、似た形があります。

基本のペン先の角度は30度(アンシャル体・ハーフアンシャル体と同じ)ですが、
v、w、x、yでは45度に持ち替えます。
   

このページは。。。 基礎練習1・2  ”a”〜e”
”f”〜”o”
”p”〜”z”
アッセンダー      ペン先3つ半
Xハイト          〃  4つ半
ディッセンダー      〃  3つ半


基本練習1
”i”です。頭の形と書き順2の終点で見られる丸みのある動きが特徴です。

書き順1 ウエストラインの下にペン先を30度におき、図のように角を作ります。
書き順2 垂直にペンを降ろし、終点で右に丸くペンを持ち上げます。
書き順3 アッセンダーの中央で”i”の点を書きます。

書き順1・2で作られる頭の形はアンシャル体と同じです(”セリフの話”も参照)。


本練習2
”o”です。
アンシャル体の”O”を勉強された方は比較的楽に書けるかもしれませんが、初めての方には少し難しいです。
Xハイト内にまん丸く書かなくてはいけないからです。
ですが、この丸っこさには”C,E”等の他のアルファベットを楽に書くためにも慣れる必要があります。

書き順1 ウエストラインより少し下を始点とし、左側の半円を描きます。
書き順2 書き順1の始点にペン先を重ね、右側の半円を描きます。

※ 外円は丸く、内側は左に傾いた楕円になるよう書くとよいです。
   どうしてもXハイトからはみ出す場合は、まず円を書くことに慣れてから小さく書く練習をしてみて下さい。


アルファベット順説明
”a”です。

書き順1 ウエストラインの少し下を始点とし、右上に向かって丸く頭をつくり、そのまま垂直に降り、
      終点で右に丸く留めます。

書き順2 Xハイトの中心より少し下から図のように書きます。ベースラインから終点までは角張らないように
      します。
”b”です。

書き順1 アッセンダーラインの下に角を書きます。
書き順2 アッセンダーからXハイト上3分の2まで垂直線をひき、終点に向かって丸い底を書きます。
書き順3 ”o”の書き順2と同様の右側の半円をつくります。始点・終点がそれぞれ書き順2の垂直線・終点に
      ぴったりつくようにして下さい。
”c”です。

書き順1 ”o”の書き順1と同じです。まん丸く半円を描きます。

書き順2 ”o”の書き順2を途中で止めた形です。
”d”です。

書き順1・2は”c”と同様です。

書き順3 アッセンダーラインの下に図のような角を書きます。

書き順4 アッセンダーからXハイトの上3分の2ぐらいまで垂直に降ろし、最後に右へ軽く丸めます。
”e”です。

書き順1 ”o”や”c”と同じでまん丸く半円を描きます。

書き順2 始点から頭のカーブは”c”の書き順2と同じですが、最後にペン先の角度をずらさないように
      細くまっすぐな斜線を引きます。