このページではモダンカリグラフィー小文字の基本練習を説明します。
モダンカリグラフィー Top Page 基本練習をまだご覧になっていない方は必ずお読みください!
前回に続き念を押しますが私の3冊の筆記体練習帳が”Nozomi method modern calligraphy”のベースです。
昔学校で教えていた筆記体とは異なります。
そしてこの筆記体小文字が今回の基本になります。
文字を書き崩すだけがモダンカリグラフィーではありません。
ガイドラインを意識した練習が大切だと考えています。
練習しやすいようにグループ分けしました。
ちょっとずつ慣れてください。
筆記体もキレイになりますよ!
当ページのPDF版は下からダウンロードできます。
・モダンカリグラフィー 小文字基本練習
動画はYoutubeでご覧になれます。
まず”i”から。52度を意識はしてくださいね。
折角基本練習で慣れたのだから。
”i”の2筆めは点でも下の図のようにごく短い線でもOKです。
後で出てくる”j”も同様です(★)
”m”と”n”、基本練習を思い出してください(下図a,b,c)。
特に”m”は狭くなり過ぎないように気をつけてください。
”u、v、w”を書いてみましょう。
注意すべきは”m,n”と同様であることに気付かれると思います。
結局基本練習のa,b,c,が大事になります。
”c、e、o”は練習した楕円を意識してみましょう。
それだけでそれぞれ形が安定しやすくなります。
”r、s”は少し変わった形です。
ともに52度よりはもう少し斜めに書くと書き易くなります。
”r”の後半は基本練習のc後半を意識してみましょう。
”s”の後半は一瞬楕円を意識すると形が安定しやすくなります。
”p”、”t”はここまでの練習に慣れた後だとスムーズに書けます。
”p”の前半は右上に移動してから上ガイドラインを少しだけはみ出します。
右下へ斜線を下ろしたら図のようにちょっと半端な長さで止めますが単語になった時にメリハリを出すために大切な長さです。
後半はそのまま手を離さずなぞって右上に移動し、基本練習cを書きます。
前半と後半、一度手を離して2筆で書いても良いです。
”t”の1筆めは”i”の1筆めを倍と高さで書きます。
2筆めとして横線を長めに引きます。
上に向かって長いアルファベットの練習にはいります。
一回転してクロスする位置を揃えること(※)。
これは基本練習ですでに身につけてますね。
”h”は”p”同様一気に書いても前半と後半、一度手を離してもいいです。
後半は基本練習cですね。
”k”後半は右上に移動したら小さく丸まってから右下へカーブを描きます。
”l”は基本練習でお馴染ですね。
今度は下に向かって一回転。 やはりクロスするタイミングを揃えましょう(※)。
”j”は書き易いかと思いますが、”y”の頭はまた基本練習cを思い出してください。
”z”が苦手な方が多いのですが頭の形は基本練習aが母体です。
”∩”の右側を内側にずらすだけのイメージです。後は軽く勢いをつけて一回転します。
残りあと少しです。
”a,d,g,q”は2通りご用意しました。
まずは文字の高さの中心からぐるっと左周りに右に傾いた楕円を書く方法です。
2倍のサイズが左端になります。
4文字とも一気に書けますが、楕円と右側の形を分けて書いても大丈夫です。
単語の綴りによっては無理に一気に書かないほうがキレイに書けます。
”q”ですが、一番下のガイドラインまで引っ張らずちょっと短めに書くのをお勧めしてます。
”p”と”q”は半端な長さにすることで”f,g,j,y,z”と並んだ際に全体のメリハリを出します。”
2種類目はイタリック体に見慣れた方は書き易いです。
右上からスタートし、左下で軽く尖ります。
中学校などで右上から左下に向かって楕円を書く方法を勉強した方が多いと思いますが、案外形が安定しにくいです。
その書き方も勿論良いですが、ここでは左下で一度止まることで形を安定しやすくします。
少しシャープな印象に見せたい時に便利です。
小文字基本練習を終えたら”a”から”z”まで練習したことになります。
引き続き良く使う単語を書いてみます。
ガイドラインに沿って丁寧に練習してください。
書きにくいところがあると思いますが、”a”は一気に書くけど2筆に分けても、と言った話を思い出して書いてみてください。
(下の図はここまでの画像より縮小しています)