【不思議な模様入り】

透明水彩のコバルトブルーとクサカベから出ているアキーラというアクリル系ながら
ゆっくりと耐水性になる画材を混ぜました。
アクリル絵具は乾きが早いのですがこの画材なら焦らなくて良い、という利点と
今回はこのシリーズのゴールドのギラギラぶりを利用したかったところです。
文字もこの2色を混ぜた状態で書き、文字部分が乾いたら
マスキングテープを貼り、太めの筆でたっぷりと塗ります。
紙は玉敷きです。水分をすってシワがよりますが、
最後によりのためにずれた部分をカットすれば気にならないです。

レタスを敷きます。
絵具が乾かないうちに手早く!

レタスの上にチラシや新聞紙などを敷き、さらに重みのある本を置きます。
本は絵具がつく可能性があるので汚したくない方は
ビニール袋に入れるなど工夫してください

1時間以上置いてそっと上に載せたものを全て外します。
まだ紙は乾いていないはずなので触らず完全に乾かします。
仕上げはリトル・ギャラリーをご覧ください。
【ハワイ風】

ここでは普通のアクリル絵具を使っています。
ホルベインのアクリラです。
濃いめの水色を使ってスパッタリングです。
(スパッタリングをご存知ない方は81.スパッタリング超基礎編をご確認ください)
コピー用紙などで良いので雲形の型紙を作って置いてから作業してください。

空部分が乾いたらハイビスカスです。
花びら部分以外は完全に覆ってからスパッタリングです!

めしべおしべを足します。
花びらが乾いたら用意しておいた型紙を載せて筆先でポンポン色付けです。
黄色だけよりも少し白を足したほうが他の色と重なった時に沈んだ色合いにならずに済みます。
これで下地作りの完成!アクリルなのでこの後字を書く際、滲みを気にする必要がありません。
アクリルでもスパッタリングできるよ!という例です(^_^)
【満月】

ダイソーのタックシール、キレイにはがせるタイプを
円形カッターでくり抜いて満月の型紙を作ります。
上で説明した雲やハイビスカスと違い、歪みのない正円が必要なので
紙に貼れる型紙が良いと思います。

カードに使う紙はタント。
満月の型紙を紙に貼り、必要であれば脇をマスキングテープで保護します。
絵具は上でご紹介したアキーラのゴールドと黒を軽く混ぜ、
筆でわざとまだらに塗ります。

夜空部分が乾いたら型紙を剥がし、満月部分を塗ります。
ベースの色はハイビスカスのめしべおしべと同じです。
絵具が円からはみ出さないよう気を使わなくてはなりませんが、
先の工程で円に沿って少し溝ができますので
恐れ過ぎずたっぷりと筆に絵具をつけてから塗ってください。
一通り塗り終わったら乾かないうちにブルーを部分的に置きます。
ベースの色が乾いていなければ軽く混ざりあいながら乾きます。

背景が出来上がったら字を書きます。
アクリルの白と銀色で書きます。
仮に白だけで書いたとしても真っ白には出ないです。
アクリルの場合乾くと少しやせることもあり、ここから2度書きというか
上をペンでなぞります。
この作業は少し上級者向きですので
アクリルでなく不透明水彩の白で書いたほうが書き易いです。
あくまでアクリルでも字が書けるという見本です。
スピードボールのC-2を使っています。
一番最後にはアクリル用のニスを塗ってつやを出しています。
また、アクリルは艶あり、艶なしでもニスを塗ると少し色にメリハリが出ます。
仕上げはリトル・ギャラリーをご覧ください(^_^)
写真右端の筆を使って星の点々もいれています(^_^)
【番外編・布に書く】

制作途中の写真を撮るの忘れてしまったのですがm(__)m
もう着なくなった古いシャツの背中に落書きしました。
絵の具はぺんてる布描きえのぐです。
にじませないためには水で溶かないほうが良いみたいです。
ただカリグラフィー部分は水分が必要です。
ちょっとのにじみは味わいと一部と思って楽しんでください。
アクリル絵具よりも布にしっかりと絵具を染みわたります。
洗濯が必要な布にはこの布描き絵具をお勧めします。
普通のアクリル絵具で字を書く時は少しグロスメディウムを水と混ぜて滲みにくくします。
私は使ったことないのですが刺繍用の枠で布をパンパンにすると
少し書き易いみたいです。
(刺繍やらないので持っていなくて。。。)
リトル・ギャラリーもご覧ください(^_^)
|