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2001年版クリスマス特集第3弾
もっと簡単ギルディング

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Vol.16 2001年11月
※ 下記商品について追記 ※
(2011年2月6日)

下記ページを作成したのは、10年前。
この商品を店頭で見かけた時は本当に嬉しかったです。

沢山の人が、そして自分も、あの立体的に箔を張る感触を気軽に楽しめる。

以降、自分のレッスンでも使ったし、箔ピタを使ってみたという方からお便りも届きました。

しかし、取扱店によりますが、すでに数年前から少しずつ見かけなくなってきました。

RISO(理想科学)のサイトでは正式発表を確認出来なかったのですが恐らく生産は停止しているのでは。

然しながら他社製の、同様の機能を持った商品を見かけたりもするのでこのページは残そうと判断しました。
<2001年12月>



以前ご説明したギルディング(金箔貼り)は数ある手法の中でも比較的楽な方法でした。
それでも色々と神経を使う事が多いのですが、今回はもっと簡単な方法をご説明します。

RISOから”箔ピタ”という商品が出ています。

この商品をカリグラフィーのギルディングに応用してみます。



”箔ピタ”は専用のり1種、専用箔は2種出ています(2001年12月現在)。

専用のりは匂いがグロス・メディウム、使用時の感触が木工ボンドに近いのでこれらが主要な成分として混合されているようです。

頭文字の”C”に専用のりを使用した状態。木工ボンドのように、最初は白く、乾くと透明になります。

左のように比較的広い面積を塗るときは、乾くと真ん中が凹むので、乾いたらのりを重ねる、を繰り返した方がきれいに盛り上がります。



上記でご紹介した専用箔を貼ります。
本来のギルディングのように、素手は使わない方がいいです。
この専用箔は従来の金箔より厚みがあるので取り扱いは楽ですが、指紋や埃はつきやすいので。

それと、全体が丸まりやすいので、接着部と離れたところできれいに広げてからそっと接着部に載せて下さい。
写真では”C”の下半分が透明に変化しているのがおわかりだと思います。

専用箔を貼るコツですが、厚みがある故、接着部に載せたとき、縁には箔が乗らずに突っ張ってしまいます。
その時は焦らず、箔がきれいに乗っている部分だけ丁寧にこすり、一度剥がします。
縁の部分に角度を合わせてあらためて箔を乗せると、今度は縁にも貼れます。

いっきに専用箔を貼るのではなく、ブロック分けしてすこしずつ貼っても仕上がりは綺麗です。

上のカードは2種類の専用箔を貼り分けました。

左は2002年用年賀状です。
シンプルにペガサスの翼と西暦だけに七色の専用箔を貼りました。

材料があれば気軽にチャレンジできますよ。

リトル・ギャラリーもご参照を!