
☆★ スパッタリング超基礎編ページを作りました ☆★(2014年2月10日)
スパッタリング、過去何度もサンプル作品用に使ったテクニックです。
身近な道具で代用出来るし、色んな効果も期待できる便利な技法だからです。
ですが、苦手だと仰る方が案外多くいらっしゃいます。
このページでは基本をベースに過去お話していない工夫例もお見せします。
各作品の仕上がりはリトル・ギャラリーをご覧下さい。
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<基礎編>
まず字を書きます。
写真はちょっと見辛いですが
カッパープレート体で”Happy Valentine”と書いています。
文字部分が乾いたらトレーシングペーパーを乗せて
スパッタリングしたい絵柄をスケッチします。
トレーシングペーパーとカード本体の角を合わせておくと
後が楽です。
今回は文字の上にスパッタリングした状態を
見て欲しいので字と絵柄が重なっています。 |
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絵柄を型紙用の紙に写します。
一般的なケント紙がお勧めです。
(適度な厚みがあり、かつ切り易い)
普段はトレースのアウトラインが残ることを避けるため、
カーボン紙の使用は薦めませんが、今回は
型紙用ですから使っています。
写真上部の青い部分を紙の表面に重ね、
トレーシングペーパーの絵柄をシャーペンなど尖ったものでなぞります。
今回色を大きく3つに分けたかったので3枚型紙は必要です。
版画の多色刷りと同じ考え方です。
トレーシングペーパーと角を合わせて下さい。
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原紙であるトレーシングペーパーと
カッターでくり抜いた型紙3枚です。 |
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いよいよスパッタリングです。
インク使用時はそのままご利用下さい。
絵具を水で薄める場合はカリグラフィーペンで書ける程度から
やや水っぽい状態がお勧めです。
スパッタリング(ぼかし)専用網と筆は
版画コーナーに良くおいてあります。
写真はハッパ部分をスパッタリングした後。
カード本体と角をあわせていること、
スパッタリングを避けたい所はチラシで覆っていることに着目して下さい。
すぐに次の型紙に変えず、必ず絵具が乾くまでこのままにして下さい。 仕上がりはリトル・ギャラリーへ |
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<基礎編だけど専用道具を使わない編>
マーカータイプのカリグラフィーペンで字を先に書きます。 |
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100円ショップで良くみかけるキレイに剥がせるシール、
とても便利です。
狭い面積にちょこっとマスキングしたかったら
わざわざマスキングシートを買う必要がありません。
シールの台紙ごとカード本体に乗せても少し透けるので
文字に合わせた模様を考えやすいです。
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ハート型をくり抜いてカード本体に貼った状態。
ハート2つとシール紙の周り両方にスパッタリングします。
このように型紙の周囲もスパッタリングしたい時は
シールはずれる心配がないです。
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スパッタリングを始めます。
専用網をお持ちでない方には網戸用の網がお勧めです。
網目の感じが専用網に似てます。
過去あくとり用お玉も使いましたが、
茶こしなど、網目状のものを色々お試し下さい。
歯ブラシはホテルなどに置いてあるような
ごく普通のブラシ毛です。 |
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ちょっと見辛くてスミマセン<(_ _)>
スパッタリングした後です。
網の汚れっぷりでお察し下さい。
絵具が乾くまでシールは剥がさないで下さい。 仕上がりはリトル・ギャラリーへ |
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<少しだけ頭を使う基礎編>
上記作業でくり抜いたハート2個をカード本体に貼ってから
マスキングテープを縦横に貼りました(黄色いテープ)。
専用道具で白の絵の具をスパッタリングした後です。
ここからどう仕上げるか。
仕上がりはリトル・ギャラリー
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<色々使って仕上げていく編>
義理チョコ用のタグを作ります。
まず最後にカットし易いように先に線を引きます。
通常鉛筆を使いますが、
カット後線が残ってもキレイなように
ゲルボールペンで引きます。 |
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霧吹き登場(写真右下)!ホルベイン製です。
上記に出てきた専用道具と近いところに売ってます。
ここまでのスパッタリング時よりもさらに絵具をボトル状の容器に
溶いておきます(写真左下)。
細い方の管をボトルに突っ込み、
風船やラッパを吹くように勢いよく太い方の管から
紙に向かって息を吹きます。
うまくいくとブハッと大量に絵具が飛び散ります。
数回で紙一面(B5)赤金の紙に変身出来ますが、
疲れます(@_@) |
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文字の背景を書きます。
クレタケの”WINK OF STELLA BRUSH”ラメ×2
のピンク。
生徒さんが何本も持っていてキランキランで
欲しくなって買いました(^^)
各スペースに”Love”と書いています。
赤金の上なので文字としては殆ど見えませんが
背景として良い感じでキランキランします。 |
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マービー布描きしましょフロッキーで”Love”と書きました。
乾いたら裏から当て布をしてアイロンかけました。
アイロンをかけると少し膨らみます。
インクを沢山だすほど膨らみますが、
文字としてはスッキリしないので軽く膨らむ程度にしました。
アイロン膨らまなくても立体的になるペンは色々ありますが、
今回このフロッキーを使った理由は2つ。
・数か月前の作品展で使ったフロッキーが残っていた
・霧吹きのせいでたわみ易くなったので平らにしたかった
紙がマーメイドでじょうぶなので、思い切って
アイロン書けること出来ました。 |
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上記の剥がせるシールはダイソー。こちらはseria。
ダイソーで買ったハート型パンチでくり抜きます。 |
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各スペースにシールを貼り、
100均のマニキュアでハート部分をさっとなぞります。
乾くまでこのままで。
仕上がりはリトル・ギャラリー |
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