
当サイトでは時折アクリル絵具を使用しますが、使うのに躊躇されやすい画材です。
今回はなるべく取っ付きやすいようにサンプル作りました(^o^)丿
リトル・ギャラリーも観て下さい。
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まずまとめて下地塗り。
楕円形キャンバス以外は下地処理をしていない木材です。
左からナチュラルキッチンで買った鏡、 日本茶の缶2つが入っていた箱、楕円キャンバス、しおりです。
木材は下地処理をして目止めしないと、滲み易いです。
処理方法は色々ありますが、今回は簡単。
それぞれ紙やすりを軽くかけてからスタートです。
左2つは白いジェッソを一度塗りしただけ。右端のしおりは青のアクリル絵具を裏表一度塗りしただけ。
楕円キャンバスはジェッソとこの青を混ぜて一度塗り。
ちなみに箱はこれ以上何もせず、今文具入れになってますm(__)m
<しおり>
上写真の右端、しおりが簡単なのでここから説明します。
このしおりは白木の状態でしたが、茶色く塗られた同型のしおり、2枚一組でダイソーで100円でした。
茶色のほうは下地が出来ているということで、いきなり”MARI”と書きました。
84.カラーチャートを作るでお話した黄色と赤、そしてゴールドがあれば出来ます。
丸筆一本しか使ってみません。
もう一枚、ブルーに塗ったしおりは少し工程が凝っています。
・ゴールドで”A.W”とイニシャルを書きました。”MARI”と同じ丸筆です。
・プラスチックや木など何でも押せるスタンプパッド(セリア)を使ってレース型スタンプ(3coins)を押しました。
・グロスポリマーメディウムを保護ニスとして一度塗りです。
各工程、必ず乾かす必要があります。すぐ乾きますが。
↓表です

↓裏です

簡単です(*^_^*)
<ミニキャンバス>
楕円系キャンバスの正体ですが、以前キャンドゥで買ったミニイーゼル+ミニキャンバス3枚。 なんてお得な! (キャンバスの白は恐らくジェッソです)

この作品のポイントは幅が狭いカリグラフィーペンでもアクリルが使える、と見せている事です。
コツはアクリル絵具を水で溶くだけでなくほんの少しグロスポリマーメディウムを混ぜること。
アクリル絵具は空気に触れた面からどんどん乾いて膜が張ります。
ペン先の隙間でも同じことが起きるので、絵の具が出にくいと思ったらビシャっと飛び出すことがあります。
出来るだけ粒子を滑らかに、乾きにくくする工夫です。
アクリル絵具はメディウムの種類が多く、乾きを遅くする目的の商品もあります。
ですが色々買うよりはまずこのメディウムを買えば目止めやニスなど多目的に使えるのでとても便利です。
ペン先はスピードボール・C-5です。
パレットは写真のようなチョコが入ったプラスチックの容器が便利です。
この先の仕上げはリトル・ギャラリーを見て下さい(*^_^*)
<壁掛け用鏡>
鏡の創作過程です。
マスキングテープであちこち隠します。
隙間にブルーの三角形をぐるっと一周塗り、黄色を加えてグリーンの三角形をずらっと塗ります。
気軽に作れるサンプルとして全然測ってない、というか等間隔ではないです。

マスキングテープをはがし、鏡に直接赤で”smile”。
筆にたっぷりと絵の具をつけて下さい。
この丸筆はしおり2枚でも使いました。
1つ注意ですが、鏡というツルツルした面にアクリル絵具だけで書いたのでこすれば剥がれてしまいます。
もう少し丈夫に、と思ったらペンキが良いです。
また、湿度の高いところに鏡を置きたい場合はかなり下地処理を何度も丁寧に、
なおかつニス塗りも怠らないようにしなくてはいけません。
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<イルカ壁飾り>
上記までのような下地処理のいらない作品です。
下の写真は分かり辛いですが、試し書きの上に2枚のOHPシートを置いて撮影した状態です。
OHPの下側には”summer greetings”、上側には百人一首の夏の句をイルカ型に書いています。
OHP(プラスチック板でも)は透明なのでガイドラインを引かなくて良いのは楽です。
ただ、絵具を吸わないので、細い線が紙の上と比べると太くなります。

もう少し見易く撮影した状態。
絵具には水だけでなくグロスポリマーメディウムもお忘れなく。
背景をスパッタリングしたところです。
上下の黄色い型紙はそれぞれ雲と波の形です。
3枚を組み立てた状態はリトル・ギャラリーへ。
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