【テンプレートを作ってハートをぼかす】

まず文字部分を書きます(ミッチェル2で書きました)。
乾いたらトレーシングペーパーを乗せ、重ねたい位置にハートを鉛筆でスケッチします。

普通のケント紙くらいの暑さの紙にハートを転写します。
(トレーシングペーパーのハートを裏から鉛筆でなぞり、ケント紙に載せてハートをなぞる方法)
必ずハートは一個ずつ離してください。
転写したケント紙のハートにはヒゲみたいに短い線を出していますが、
これはハートが重なる位置をしめします。

ハートの枠を色鉛筆で色付け。
きめ細かく濡れるまではこの鉛筆の使い方で!
色鉛筆の肌理が揃って来たら部分的に軽く力を入れて色を濃くします。

この作品は紙の上下も色鉛筆で色付け。
定規を当てながらも鉛筆の使い方は守ってください。
この作品ではパーツパーツには単色、水彩色鉛筆ながら水は使っていません。
【色を重ねる+絵具を併用】

最初の作品のハートを1つ使いました。
色鉛筆を2色使うことで深みと立体感が単色より増します。

ハート部分を水を含ませた筆で撫でます。
すでに塗った色鉛筆が溶け出し柔らかくぼやけるとともに
濡れているうちに色鉛筆を塗ると濃く芯が溶け出し
濃さを増すことが出来ます。

その筆に含ませた水ですが、クサカベのアキーラガッシュ・ゴールドを使いました。
ゴールドの粒子が大き目で塗った箇所をキラキラさせます。
文字部分(コバルトブルー)にも混ぜました。
【植物画+α】

水彩色鉛筆に慣れてくると様々な画風に応用できることが分かってきます。
植物画&カリグラフィーは作品テーマとして定番の1つですが、通常は水彩絵具です。
ぜひ水彩色鉛筆も使ってみて下さい。見本は2時間くらいかけて描きました。
(水で濡らしながら色を重ねています)
モデルは大事。出来れば実物を観察してください↓
(今年咲いたチューリップ、オックスフォード参照)


チューリップを書き終えてから文字の帯を書く位置を考えました。
【濃い紙の上に水彩色鉛筆】
。
水を多めに溶いた白い絵具でカリグラフィー。
ペン先に入れすぎないように気をつけてください(スピードボールC-2使用)

カリグラフィー部分の上に色付けします。
この作業では水を使いません。

しろい色鉛筆の先を細く、かつ平らに削ってカリグラフィーペン代わり。
96.変わった道具でカリグラフィーの延長上みたいなもの。
普通の色鉛筆より芯が柔らかめなので先が欠けやすいです。
ゆっくり丁寧に、時々ペン先の状態を確認しながら書きました。
濃い紙の上で色鉛筆を使っても割と色の違いが判別できます。

水彩色鉛筆2色使ってカーネーションを下書き。
これ以上描き進めることに自信がなければここでやめても
十分母の日カードになります。

使う色は変えずに色鉛筆を重ねてカーネーションにメリハリを出します。
水は使いませんでした。
風合いを水彩画に近づけたい場合は水で濡らしながら色を重ねてください。
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