![]() ハートペーパーバッグの作り方 |
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カリグラフィー・テクニック TOP カリグラフィー・パラダイス Vol.116 2020年2月 |
![]() 今年の私のカリグラフィー教室では2カ月かけて白で書く練習をします。 白で書くことに慣れておくとゴールドで書くことも敷居が低くなります。 上の写真右半分は白で書いたカリグラフィー見本、左半分は息抜きに簡単に作るハート型のペーパーバッグです。 このページではペーパーバッグの説明が中心です。 白の使い方は103.ホワイトの練習で詳しく説明しています。 リトル・ギャラリーもどうぞ(^_^) 【ハート型ペーパーバッグ】 とっても簡単なんですけど、段取りがあるので説明していきます。 動画でご覧になりたい方は下のユーチューブをどうぞ(*^-^*) ![]() 1. まず使うペンのご紹介です。 ダイソーで購入したポスターカラーマーカー、ポスティラです。 前述お伝えした通り白で書くのがお教室のテーマなので白は今回の必須アイテム。 ゴールドも使ってみることにしました。 このタイプはペン先を紙に押し付けてインクを出します。 必ず本番の紙以外に色がハッキリ確認できる色紙を用意してください。 出来れば本番の紙に近い紙質がいいです。 今回はタント紙を使っています。 ![]() 2. ”Love”を練習してみましょう。 書き順1 ”L”を♥の左半分に見立てて丸みをつけた頭、しっかり尖らせた切り返し、そして右上に向かって伸び上がる線を意識してください。 書き順2 ”ove”を筆記体で書き、最後は左上に向かって回転します。 筆記体を書いたことがない方はモダンカリグラフィーを参考にしてください。 この2ステップで”Love”全体を♥に見せます。 ゴールドのインクがドボッと出てますね(^-^; インクを出し過ぎるとこうなる、ということでこのままお見せしちゃいました! ![]() 3. 紙全面に♥を書きましょう。 A4サイズ横置きだと4×4個がギッシリ書けました。 あまり隙間がないほうが仕上げが様になります。 ![]() 4. 真ん中に折れ線を入れます。 ♥の面を下にしており返します。 定規のような固い物で紙をしごいて折り目をはっきりさせます。 強くしごくとインクが擦れる可能性があるので軽く全体をしごく程度です。 ![]() 5. 紙飛行機をつくるように中心線に向かって左右の下側の角を三角に折り返します。 ![]() 6. もう一回中心線に向かって折ります。 ![]() 7. 折り目は付け終わりました。開いた状態です。 中心線の左右に3本ずつ折り目ができました。 ![]() 8. 左端の折り目を写真のように折り返し、その淵を中心線右から1つめの折り目に合わせます。 ![]() 9. 中心線から右側の残りは巻き付けるように左側に折ります。 ![]() 10. 裏側です。余った部分も折ります。 ![]() 11. 10の状態から中心線に合わせて半分折り返します。 表面にかえしたらこの写真のようになります。 ![]() 12. あとは上をハサミで丸くカットするだけですが心配な方はチャコペンや白の色鉛筆などでカーブを書いておきます。 左側の角が♥の真ん中になることを忘れないようにしてください。 ![]() 13. はい、こんなふうにでき上がり(^_^) ![]() 右側はでき上がりを開いてみた状態です。 このペーパーバッグ、糊など使わなくてもそこそこ丈夫です。 上記ヒントに色んなバリエーションを楽しんで頂きたいです(^_^) |
【ホワイト♥カード】![]() ホワイトハートは65gのトレーシングペーパーにに書きました。 下書きに載せて書くガイドライン引きがいらずに楽ちん(^_^) この形のガイドラインは引くとなるととっても複雑になります。 トレぺに書きながら部分的に気に入らなかったところは直しています。 オブリークホルダー&立川ピン製作所の日光Gペンです。 【マイファニーバレンタイン】 ![]() ガイドライン引きの参考にしてください。 ちょっとしたことですが。 私はよく筆耕の仕事などで本番用の紙より大きいサイズの5mm幅方眼紙を使います。 方眼紙の上に本番の紙を置く位置を決めたら左右にガイドラインを引くための目印をつけておきます(写真左側)。 何枚も書かなくてはいけない時に便利(^_^)。 写真のような色が濃い紙にガイドラインを引く際は95.loveでガイドライン引き練習の説明より少し筆圧をかけて引いてください。 明るい部屋でお願いしますm(__)m 本番用の紙の角はマスキングテープで軽くとめてくださいね! |